資料室
2012年07月13日
社内セミナーでの簿記の書籍
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ルカ・パチオリ『算術、幾何、比及び比例総覧』(1494年)
世界最古の現存する複式簿記書。1494年にヴェネチアで出版されました。
ここで書かれている「複式簿記」の基本的構造は、
現代の企業会計の帳簿技術にそのまま受け継がれています。
ルカ・パチオリはルネッサンス初頭のイタリアの著名な数学者です。
「BRYANT AND STRATTON'S COMMON SCHOOL BOOKKEEPING」
帳合之法の原書。(1871年)アメリカで広く用いられた教科書
「帳合之法」・・・・1873年日本で最初に出版された西洋式簿記書
かの福澤諭吉先生によって翻訳されました。
■トリビア
1.なぜ複式簿記の概念が生まれたか
ヨーロッパには引き算という概念がないから。
2貸借対照表は右と左で必ず同じ数字になる。
どうしてそうなのか。
それはキリスト教の影響だと思われる。
BALANCE=均衡、平等
神のもとでは人間は皆平等の精神。
3.ルネサンスの世界3大発明は活版印刷、火薬、羅針盤といわれているが
ゲーテは複式簿記を3大発明の1つにあげている。
それほど簿記は素晴らしい発明なのである。
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